ちょこあんぱんの日記

すきなことをすきに書く、それだけ。

【となりおとまり】


免許の更新に一昨日行った。

初めて新宿の免許センターの方に。

いつもは東洋町だからほんとに初めてだった。

朝からお父さんには行って来いって言われてたけど乗り気ではなかった。

だから、絶対自分的に「今日はいいや、やめとこ!」って後でならないように先手を打った。

荒療治というのか、逃れないように。


その方法は…

彼氏に会おうよLINEを送る作戦。

【今日新宿にいく予定あるから、よかったら一緒かえろー!】って送ったらめっちゃ返信早かった。笑

新宿でパパっと用事を済ませた。

(実際には迷ったり時間ギリギリだったり講習30分受けたりして全然パパッととはいかなかったけど。笑)


6時に終わるらしかったから新宿から電車でいくつか乗るだけの彼氏の職場に早めに着いて駅前のタリーズに入り込んで6時を待った。

すぐに見つけられるように窓際の席に座ってアイスコーヒーで喉を潤わせつつ、帰宅ラッシュを迎えた街の喧騒に気持ちがはやる。

終わりの時間の6時を過ぎるとLINEがきて、しばらくするとタリーズの入り口まで来て顔をあげた。

私が手を振るとすぐに中に入ってきて、「おつかれ!待った?」って嬉しそうだった。

すぐにトレイを片付けて差し伸べてくれていた手につかまって外に出た。

あそこもいいねここもいいねってあれこれしばらく決まらなかったけど結局、中華料理屋さんに入った。

ご飯を待ってる間に昨日の話をした。

こういうことは、言わなくていいのかもしれないけれど何の後ろめたさもないからあえて話題に出した。

少しムスッとしてたけどちゃんと聞いてくれる彼氏は優しい。

ちょっとヤキモチ妬いてるっぽくって可愛かった。

そういう顔ってかわいい。


そのまま電車で私の家の最寄り駅で降りて家まで送ってくれたんだけど、そこからバイバイ出来ずに「少し送る!」って今度は私が彼の家の方面までいつもちょっとだけ歩いて「そろそろ帰りな?」って言われるのにその日はそのまま歩いてって「あ…どうすんの?こっちまで来ちゃったね」って絶対返す気なかったなって思った。

とりあえず「こっちまで来ちゃったしちょっとだけお邪魔して帰ろっかな」って言ったけどおうち着いたのが21時前だったからそのまノリで泊まっちゃえッてなった。


「お母さん心配しちゃうから〇〇(彼氏の名前)の家にいるねってちゃんと連絡入れな?」って言われてすごいさすが大人やなって思った。笑

彼氏も彼氏で次の日休む連絡を職場に入れて連絡待ちをして。

それから、抱きしめた温もりに2人は夜を重ねて同じ夢を見た。


まったりしてお風呂も入って、急で何も持ってなかったから彼氏のTシャツと短パンかしてもらって髪も乾かして2人でお揃いの格好してコンビニに行った。

夜中の12時過ぎに彼と一緒にいるなんて初めての感覚でなんか少し心がこそばゆい。

「一緒に住んでるみたいだね」って彼氏が言ってきて同棲したらこんな感じかなーって色々話ししながら。

マスクの下は隠れていてよかった。

きっととてもだらしなくニヤニヤとした顔だったはずだから。


帰ってきて一緒にお布団に入って彼の腕枕で寝た。

彼の隣にいると不思議なくらい落ち着く。

布団の柔らかさと、彼氏の匂いと、彼氏の体温と、暗闇と、カーテンから漏れる仄暗い月明かりと、彼の寝息と、腕枕が、多幸感を満たしていくようにじんわりと眠りについた。


くっついたり、離れたり、またくっついたり。

ジタバタジタバタ。

寝相は2人ともあまり良くないかもしれない。



途中でいつも彼が餌付けしてる野良猫(みーちゃんって名付けて彼が可愛がってる子)が、ニャーニャーと外で喧嘩してる声が聞こえて2人して目が覚めて窓を開けて確認して、2人で笑った。

「まだこんな時間だけどみーちゃんお腹すいちゃったのかな」とか会話してたのに重い瞼に耐えられなかった。


それから今度は彼のアラームが6時を知らせた。


彼氏が私に覆い被さって見つめてきていた。

それからゆっくりと私の方に降りてきて、

ふわっとおでこに、瞼に、ほっぺに、キスを落として、口にはもっと繊細で丁寧なキスを落として。

そのあと寝てる私をぎゅーーっと抱きしめた。

好きと言ったら

愛してるって返ってきた。


「愛してる」って言葉は

歯痒くって、儚くって。


何度も“愛してる”を確認しあった。


ふわふわふわふわ微睡んでいつの間にか出勤時間になっていた。

会社からの連絡があったようで、結局急すぎて休めなかったみたいだった。

2人で途中まで電車に乗って

彼は出勤、私は家路に着いた。



おうちに着いて日常を過ごしたけど非日常から現実に引き戻された感覚でその日1日はふわふわしていた。