ちょこあんぱんの日記

すきなことをすきに書く、それだけ。

【あざらしさん】

 

 

 

今日は久々に彼氏に会った。

 

いつぶりだっけ?

2週間ぶりくらい。

 

 

2時に向けて彼の家を目指した。

お菓子と飲み物を持ってって 

彼の家を目指した。

 

久しぶりの彼は部屋着姿だった。

久しぶりすぎて平然を装いつつ、どう接してたっけ?って感覚になった。

 

それから少しずつ感覚を取り戻していった。

彼にはバレないようにごく自然を装いながら手探り状態で感覚を掴み取った。

 

 

お菓子を開けてちまちま食べて

腰を痛めてる彼の背中をマッサージした。

彼氏もやってくれた。

 

彼氏とまったりした。

まったりとゆったり添い寝した。

 

最近寂しい思いをさせたからと

大きめのあざらしのぬいぐるみをプレゼントでくれて「ごめんね」って言われた。

 

 

細やかに気遣ってくれる。

嬉しい。

 

2人でベッドでまったりした。

「一緒に住みたいね」って言われた。

「〇〇と俺と犬と猫と。」って。

私が兼ねてから言ってた大きい猫と小さい犬を飼ってくれるつもりみたい。

 

服のまま添い寝した。

微睡んで温かい、ひだまりみたいな時間だった。

 

それでも肝心な事柄には触れなかった。

肝心な問題は向き合いそうでも向き合わず、遮った。

どちらともなく。

怖かった、お互い。

その事象に向き合うことが。

 

 

 

17時にお店に予約をしてくれてあるから

2人で彼氏の家を出た。

 

巣鴨でご飯を食べた。

 

何気ない話をした。

 

幼稚でチープで中身のない、でも温かくて甘いほんわかした話をした。

 

 

 

何気なく、痛いところに触れない話。

何気なく、臭いものに蓋をしたような空間。

 

それからカラオケに行って、甘い雰囲気のまま。

一緒に依然2人が働いてたバイト先に行って、甘い雰囲気のまま。

それから彼が私を家に送り届けて私はそんな彼を途中まで送って、甘い雰囲気のまま。

 

 

“甘い雰囲気のまま”

 

 

 

それが何を意味するのかわからない。

 

何もないみたい。

いっぱい積み上げてきたはずなのに、

その1番大事なお互いの愛情を確かめ合う確認作業みたいな事柄が欠陥住宅のように没落してるだけでこんなにも虚しく空虚なんて。

 

これまでの私達の積み上げてきた嬉しいことも悲しいことも幸せなことも全部全部色を失ったみたいに、

まるで枯れ葉みたいに落ちて地面にカサカサと抜け落ちて踏まれてしまうみたい。

 

 

取り繕ってるみたい

 

こんなに大事に思ってても。

 

虚しい。

 

こんなに大事に思ってても。

 

 

なんて空虚な関係なんだ。

 

 

 

 

 

この私と彼の恋に

私たちの夢を乗せるのは重荷すぎるのかな。

 

 

泣きそうに虚しい。

頬をすり合わせる程近くにいても、

何度唇を重ねても、

まるで遠くにいるみたい。

 

 

物理的には近距離なのに、

心理的には遠距離みたい。

 

どんなに甘い言葉を囁き合っても、

どんなにお互いを認識し合っても、

 

2人の間には見えないガラス板が1枚立ちはだかってる。

 

男女の関係なのに

肝心なそれは宙に舞ってる。

 

 

ざらしのぬいぐるみを抱きしめた。

彼を想ってギュッと。

何かが滑り落ちないように抱きしめた。

 

 

“何か”って何だろう?

 

 

 

 

胸が痛く冷たい。

涙が出た。