ちょこあんぱんの日記

すきなことをすきに書く、それだけ。

【すきなひと】

 

 

 

好きなひとって尊い

 

そっと掬い取って囲ってあげないと

 

 

こわれてしまうかもしれない

 

 

ヒビが入って傷ついてしまうかもしれない

 

 

繊細な儚さ故に

傷つけあってしまわないように

 

 

囲って覆って大切にして

 

体温で溶けてしまわないように

 

チョコレートみたいに扱わなきゃ

 

 

 

 

今目の前に繰り広げられてる当たり前は

当たり前じゃないから

 

 

いつか自分が夢にまで見て恋焦がれた日々だから

 

手に取れるその手は

尊く、儚い

 

 

 

掌のしわひとつひとつ細部まで

飽きるほど慈しみ合えばいい

 

 

爪の一本一本まで

髪の毛の細部まで

睫毛の先端まで

 

 

 

すぐに壊れてしまう絹のように

 

 

 

 

男も女も大人も子供もおじいちゃんもおばあちゃんも

 

 

好きなひとはみんな

表立ってそれを表現しなかったとて

 

 

 

骨の髄まで愛せるようになれたらな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【こころもち】

 

 

 

心持ち。

 

もちもち。

 

 

 

別に切らなくていいよと言われた

 

 

白も黒もどっちもおいしいから

 

 

 

白のまま黒も持てばいいよって

 

黒を持って色んなところに開放的になったっていいよって

 

 

 

 

なんなら白と黒と3つ一緒に食べちゃえばいいよって3つ合わさっちゃえばいいよって

 

 

 

 

僕から食べなければいい

僕から混ざらなければそれでいいんだって

 

仲良くなっちゃおう

仲良くなっちゃおうよみんな

 

 

 

お腹の中で一つになって

 

ぴたってくっついて溶け合っちゃえばいいよ

 

 

こころもちもちもち。

 

 

 

 

 

 

ふわふわころころ楽になった。

 

 

 

 

 

だって両方おいしいから

一緒にみんな

 

 

 

 

弾けて混ざれ。

 

 

 

 

【言葉は儚い】

 

 

 

 

心の奥にある感情を

どう取り扱ったらいいんだろう

 

 

この揺さぶられる情動を

どう表してどう伝えればいいんだろう

 

 

胸の奥のこの思いを表す言葉が

どこかに転がってないかな

 

 

 

でも見つからないでほしいという相反する感情も混ぜ合わさってる

 

 

このままでいいような

このままじゃもどかしいような

 

 

 

 

言葉にできるなら少しはマシなのにな

言葉なくしてもその想いだけを相手に飛ばせればいいのにな

ビビビって

 

 

 

そしたら何も言わなくてもわかるのに

 

そしたら君の心の奥底の本当の部分もわかるのに

 

 

世間体に向けられたような飾られた言葉じゃなくて

忖度の中の一節じゃなくて

対相手への本当の気持ち。

 

 

もし私の中の色々絡み合った感情を星の数ほどの言葉で言語化出来たとして、

でもそれはやっぱり相手に伝えるまでに

色んな経路を辿り、細心の注意を払って

分別の中で ろ過してからオブラートに包んで相手の胸の内に届けるんだ

 

 

きっと君もそうするでしょ?

 

それは本当の言葉なのかな

 

 

本当の心の

本当の言葉なのかな

 

 

私(対相手)を思いやって私(対相手)の心を傷つけないように甘い砂糖漬けのシロップでデロデロになったふやかされた優しさは

 

 

 

本当の本当の

真実までもふやけて溶けちゃうのに

 

 

 

甘やかしてデロデロになった私たちは

表面上で取り繕った甘美なシロップでは混じり合っても肝心な角の部分は等分できないんだ

 

 

 

 

2人で分け合って半分こ出来ないんだ

2人で溶け合って半分こ出来ないんだ

 

 

 

 

 

 

 

それ故に、

とても切ない

とても虚しい

 

 

 

言葉は星の数ほどあったって

 

 

 

 

 

 

言葉は儚い。

 

 

 

 

 

【頭の中】

 

 

 

 

頭の中の言葉を

 

 

頭の中の感情を

 

 

 

もっと明確に細分化して

こと細やかに整列させられたらいいのに

 

 

 

 

 

頭の中に旧式のタイピングライターでも埋め込めば

 

今よりはもっとマシになるかな

 

今よりもっと肝心なことが伝えられるようになるかな

 

 

 

 

わたあめ食べて雲みたいでおいしい

 

雲もこんな味だったらいいのになと思う

 

 

 

アンパンマンはいつも“新しい顔”のストックがあるのに

どうして他のメロンパンナちゃんとかカレーパンマンとか食パンマンとかにはストック作ってあげないのジャムおじさん

 

 

彼らもみんなパンだよって

 

 

 

なんならジャムおじさんとバタ子さんが1番お世話になるのは食パンマンだよって

 

 

何枚か切りにされて生もしくは焼かれた食パンマンの上で踊らされてツルツルと表面を滑って塗りたぐられるのはアンパンマンじゃなく食パンマンなんだよって

 

 

誰かジャムおじさんに教えてあげたほうがいいと思うなっていう老婆心。

 

 

 

 

 

【あざらしさん】

 

 

 

今日は久々に彼氏に会った。

 

いつぶりだっけ?

2週間ぶりくらい。

 

 

2時に向けて彼の家を目指した。

お菓子と飲み物を持ってって 

彼の家を目指した。

 

久しぶりの彼は部屋着姿だった。

久しぶりすぎて平然を装いつつ、どう接してたっけ?って感覚になった。

 

それから少しずつ感覚を取り戻していった。

彼にはバレないようにごく自然を装いながら手探り状態で感覚を掴み取った。

 

 

お菓子を開けてちまちま食べて

腰を痛めてる彼の背中をマッサージした。

彼氏もやってくれた。

 

彼氏とまったりした。

まったりとゆったり添い寝した。

 

最近寂しい思いをさせたからと

大きめのあざらしのぬいぐるみをプレゼントでくれて「ごめんね」って言われた。

 

 

細やかに気遣ってくれる。

嬉しい。

 

2人でベッドでまったりした。

「一緒に住みたいね」って言われた。

「〇〇と俺と犬と猫と。」って。

私が兼ねてから言ってた大きい猫と小さい犬を飼ってくれるつもりみたい。

 

服のまま添い寝した。

微睡んで温かい、ひだまりみたいな時間だった。

 

それでも肝心な事柄には触れなかった。

肝心な問題は向き合いそうでも向き合わず、遮った。

どちらともなく。

怖かった、お互い。

その事象に向き合うことが。

 

 

 

17時にお店に予約をしてくれてあるから

2人で彼氏の家を出た。

 

巣鴨でご飯を食べた。

 

何気ない話をした。

 

幼稚でチープで中身のない、でも温かくて甘いほんわかした話をした。

 

 

 

何気なく、痛いところに触れない話。

何気なく、臭いものに蓋をしたような空間。

 

それからカラオケに行って、甘い雰囲気のまま。

一緒に依然2人が働いてたバイト先に行って、甘い雰囲気のまま。

それから彼が私を家に送り届けて私はそんな彼を途中まで送って、甘い雰囲気のまま。

 

 

“甘い雰囲気のまま”

 

 

 

それが何を意味するのかわからない。

 

何もないみたい。

いっぱい積み上げてきたはずなのに、

その1番大事なお互いの愛情を確かめ合う確認作業みたいな事柄が欠陥住宅のように没落してるだけでこんなにも虚しく空虚なんて。

 

これまでの私達の積み上げてきた嬉しいことも悲しいことも幸せなことも全部全部色を失ったみたいに、

まるで枯れ葉みたいに落ちて地面にカサカサと抜け落ちて踏まれてしまうみたい。

 

 

取り繕ってるみたい

 

こんなに大事に思ってても。

 

虚しい。

 

こんなに大事に思ってても。

 

 

なんて空虚な関係なんだ。

 

 

 

 

 

この私と彼の恋に

私たちの夢を乗せるのは重荷すぎるのかな。

 

 

泣きそうに虚しい。

頬をすり合わせる程近くにいても、

何度唇を重ねても、

まるで遠くにいるみたい。

 

 

物理的には近距離なのに、

心理的には遠距離みたい。

 

どんなに甘い言葉を囁き合っても、

どんなにお互いを認識し合っても、

 

2人の間には見えないガラス板が1枚立ちはだかってる。

 

男女の関係なのに

肝心なそれは宙に舞ってる。

 

 

ざらしのぬいぐるみを抱きしめた。

彼を想ってギュッと。

何かが滑り落ちないように抱きしめた。

 

 

“何か”って何だろう?

 

 

 

 

胸が痛く冷たい。

涙が出た。

 

 

 

【ハンバーガー】

 

 

今日はマックを食べた

 

 

 

 

マックってたまに食べたくなるから

最寄り駅のところにあった店舗も無くさないでほしかったのに

 

 

最寄り駅周辺には

いつの間にかなくなってしまった

 

お気に入りのお店たちが

名前を変え業態を変え素知らぬ顔で

軒並みに面を構えてる

 

 

 

マックもそのうちの1つ

 

 

 

今日はバイト帰りに最寄り駅より一つ前の駅で降りてマックを食べた

 

 

たまに食べると美味しい

セットで食べた

 

 

セットのポテトはMサイズで

Mサイズはいっぱい入ってるからポテト同士を少し意識手に離してあげないと

互いの熱でしなしなしちゃう

 

 

でも離して時間を置きすぎるとそれはそれで

冷めてパサパサのカタカタになっちゃう

中身もしっとりしてたのがなくなっちゃう

 

 

互いの距離が近すぎてしなしなしちゃう

 

互いの距離が近すぎると良さを殺し合っちゃうなんて、

なんて人間みたいなんだ

 

 

 

 

パフパフのバンズには

もったり生姜焼き風のソースとさらさらレタス

 

甘くて濃い味と肉汁がバンズの内側にも染み込んで口いっぱいに頬張ってもすもす食べた

 

 

 

ポテトのMサイズはちょっとキツいから今度頼むときはセットじゃない方がいいかもな

 

 

 

 

 

 

【ららら】

 

 

カラオケしてきた。

 

すごく久しぶりにママと。

 

昔の曲もいいね

 

今の曲より昔の曲の方が知ってる気がする

 

 

心がどこにあるかわかったり同じ気持ちになったり言い当てられなかった感情が言語化されたりしてしっくりきたりして

 

言葉ってすごい

どうしたって隠せなくなるなら

もう開け放してしまった方がいいのかもしれない

 

すきって何だ

きらいって何だ

飽きるって何だ

涙って何だ

 

 

幸せなはずの立ち位置なのに

どうしてこうも実らぬ恋の歌に共感できるのか不思議

 

涙が出た、不思議

 

 

共感したらいけないじゃん

 

全力で好きって言ってるみたいで心を打ち消した

 

 

助けて溺れそう

 

コーヒーの闇に気持ちを隠そう

 

 

きっと気付いてはいけない気持ちだったはずだから

 

きっと持ってはいけない感情のはずだから

 

 

 

掻き消して掻き消して

 

散り散りになって積もった想いなんて

 

 

 

 

牛乳の乳白色に溶け込んでしまえ

 

 

 

 

感情も表情も殺そう

 

言葉も態度も殺そう

 

窒息してしまえ、気持ち

 

窒息してしまえ、自分